看護師 スキルアップ① 認定看護師について
認定看護師とは
特定の分野において、熟練した看護技術と知識を持ち、水準の高い看護実践を通して
看護ケアの質を向上させることを目的とした認定制度です。
認定看護師は次にような役割を行います。
-実践-〇個人や家族、集団に対し、質の高い看護を提供する。
-指導-〇看護実践を通して看護職に指導を行う。
-相談-〇看護師に対しコンサルテーションを行う。
認定看護師資格を取得するには
・看護師免許を保有していること
・5年以上の実務経験(うち通算3年以上は取得を希望する認定看護
分野での実務経験が必要)
・認定看護師教育課程終了(6ヶ月・615時間以上)
・認定審査(筆記試験)
・認定看護師認定証交付・登録
・5年ごとに更新(看護実践と自己研鑽の実績について書類審査)
認定看護分野一覧
●現行の認定看護分野一覧(21分野:2026年度をもって教育終了)
救急看護、皮膚・排泄ケア、集中ケア、緩和ケア、
がん化学療法看護、がん性疼痛看護、訪問看護、感染管理
糖尿病看護、不妊症看護、新生児集中ケア、透析看護、
手術看護、乳がん看護、摂食・嚥下障害看護、小児救急看護、
認知症看護、脳卒中リハビリテーション看護、がん放射線療法看護、
慢性呼吸器疾患看護、慢性心不全看護
●新たな認定看護分野一覧(19分野:2020年度から教育開始)
感染管理、がん放射線療法看護、がん薬物療法看護、緩和ケア、
クリティカルケア、呼吸器疾患看護、在宅ケア、手術看護、
小児プライマリケア、新生児集中ケア、心不全看護、腎不全看護、
生殖看護、摂食嚥下障害看護、糖尿病看護、乳がん看護、
認知症看護、脳卒中看護、皮膚・排泄ケア
認定看護師は、特定の分野における専門性を高め、その専門性を実践に生かすことができます。
今後の看護の現場を担っていく大きな役割を持った看護師資格です。