特別養護老人ホームとは

常時介護を必要とし、在宅での生活が困難な高齢者に対して、生活全般の介護を提供する施設です。
略して「特養」とも呼ばれています。
特別養護老人ホームでは、入浴、排泄、食事などの介護、その他の日常生活の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行います。

特別養護老人ホームでの看護業務

特養で働く看護師は入居者の健康管理が中心です。 長期入居されてる方、要介護度の高い方が多いため、看取りや急変時の医療対応なども行います。
また、特養では、24時間の看護師の配置は必要がないため、基本的に夜勤がありません。 ただ、多くの施設が緊急時の対応としてオンコール体制を取っています。

【主な仕事内容】

  1. 入居者の健康管理
    ・具体的には、体調確認、バイタルチェック、服薬、点眼、各種巡回処置など
  2. 医師の指示に基づいた医療行為
    ・ 胃ろう、喀痰吸引、点滴、採血など、医師の指示を受け看護師が実施
  3. 食事前後の服薬の準備、服薬状況の確認
  4. 診察介助 定期的な医師による診療の補助
  5. 入退所のサポート 
    ・ 入退所時の事務作業や利用者自身への介助などを行います。現場で働く介助スタッフへの引き継ぎを行うのが特徴です.
     また、その際に常備薬などの受け取りなども行います。
  6. 看護記録
  7. 看取り・緩和ケア 
    ・清拭や口腔ケアなどを通じて利用者の清潔を保つ「身体的ケア」、コミュニケーションを通じて利用者に寄り添う「精神的ケア」、そして「家族へのケア」です。
  8. オンコール対応 月5〜10回くらい。

《一日のスケジュール》

09:00出勤、入居者の健康状態確認
10:00バイタルチェック・定時の処置
12:00服薬準備、食事介助の補助、服薬状況の確認
13:00休憩
14:00口腔ケア・定時の処置・夕食の配薬準備
15:00看護記録の入力、必要に応じて医療的な処置
17:00申し送り
18:00退勤

【特別養護老人ホームで働くメリット】

〇夜勤のない施設が多く、残業もすくないため仕事とプライベートを両立させやすい
〇一人ひとりの利用者さんと長期的にかかわり看護ができる
〇入居者のわずかな変化を見抜きケアを行うことからアセスメント能力が高まる

【特別養護老人ホームで働くデメリット】

●高度な医療処置が求められるようなケースが少なく、看護師としてのスキルの向上がむずかしい
●オンコール体制に負担を感じる
●常勤看護師の人員が少ないため、医療処置を単独で行うケースがあり、心身的な負担がある

【まとめ】

高齢化が進む近年では、介護施設における看護師需要が著しく高まっています。なかでも、要介護度の高い高齢者を主な利用対象とする特別養護老人ホームは、看護師の存在が欠かせません。
入居者さんの介護や看取りに興味がある方や、夜勤を避けたい方、ゆったりとしたペースで働きたい方は特養を検討しはいかがでしょうか。

詳しく知りたい方は登録をして頂くか

9:00~17:00の間に 「0794-83-2233」当社メディカルコントリビュートまでご連絡ください。

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